《PixAIより》flute test 04
ものを作ってみた系。作り慣れてる人はガン無視してもらって問題ないです。画像生成に触り始めて間もないなら多少参考になる
かも知れないな、程度なのでごくあっさりと。むしろ後半の愚痴の方が長いです。
投稿画像は私のPixAIのアカウントから、2025年2月10日の「flute test 04」を元にしています。
https://pixai.art/ja/artwork/1845682589654280531-flute-test-04
モデルはXLの「Haruka」、LoRAは「flute」「cozy style」「Perfect Hands SDXL」の3つのみ。
ただ、chichi-puiはモデルしか設定できないからLoRAはStable Diffusionか他のサービスを触ってる人間くらいしか参考にならん
かもしれないです。
むしろ慣れてる人はもっと細かくやってる。セッティング関連の数値だって記録が残ってる部分から転載してるだけだし。
長々書いてますが、要は画質の調整、人物の見た目設定、シチュエーションや服装の指定、画角(アングル)の設定・指定など、
基本的な部分だけです。途中BREAK入れて区切ってるだけ。画質調整で長くなったり強調入れてるだけで、難しくはしてません。
色々試行錯誤して、みんなでクオリティ高いもの作っていければいいな、程度で晒してるだけです。
試行錯誤が運営側にフィードバックされて、将来より高精度のモデルやサービスに繋がってくれれば尚良し。
■以下は愚痴とか一部の過激な主張への一種の罵倒なので読み飛ばしてOKです■
プロンプトを晒す・晒さないは個人の自由だけど、画像生成AIを使って生成した画像を「学習禁止」とかの透かしを入れて公開する
のは違うよね、と。そもそもモデルの学習のために誰かが作成した元画像が必要だったわけだし、気にするなら元画像の著作権や
商標権、意匠権の方だろうし。
元々著作権っていうのが「聖書の内容に関する品質保持のための法律や内規」に起源を持っている事自体知っているかも怪しい人が
多い。まあ古代から中世までが複写天国であったのは否定しません。ルネサンスなんてまさに古代芸術のコピーと翻案がベースだし。
現在の著作権に関する直接の起源は15世紀後半のヴェネツィアと18世紀初頭のイギリスの法律で、出版関連の拡大解釈や既得権化
が時代により進んで現在の各国の法律に繋がっているけれど、学習禁止を言い出したら現在の創作活動全体が成り立たなくなる。
どのクリエイターも誰かしらの影響は必ず受けているし、そもそもそれを言ったらアニメ・漫画・映画・ドラマ・ゲーム・ラノベ等
あらゆる人間による創作・著作物を見た事がある者は自身の創作活動をしていけなくなるだろうから。
アンディ・ウォーホルやアルフォンス・ミュシャの影響を受けたことのない人、どこかにいる? ルノアールたち印象派の絵や、
シャガール、レンブラント、フェルメールの影響を受けた人も多いだろうし、日本からも江戸時代の浮世絵が近代西洋絵画に大きな
影響を与えてる。北斎の画風がモネやゴッホ、ガレの作品に取り入れられてるし、作曲家のドビュッシーのスコアに作品の模倣が
描かれてることだって、調べた人や知ってる人なら分かるはず。「LA MER(海)」って楽譜に「神奈川沖浪裏」の模倣があるから。
現在活動してるイラストレーターや漫画家だって、模写・模倣から始まり、誰かしらの絵柄に影響を受けたり画風が変遷してる。
私と仲が良くて時々一緒に仕事する原画家さんも、20年以上前の描き始めの頃の絵柄と現在の絵柄を比べたら明らかに違うし、
何人かは誰の絵柄の影響を受けていたか個人名を特定して言えます。実際本人に確認したこともあります。
ものによっては199▲年頃の●●さんのイラストの影響をそのまま受けていたよね、まで。
AI学習禁止の透かし入れてまで禁止を主張したいなら、主張者が学校で図画工作や美術の授業を受けるのも禁止や全否定されるべき。
創作者の脳に記憶や影響が残るならAIの学習とほぼ一緒だから、当然の措置だよね。
主張する人たちがそれまで自分の習ってきたものを完全に捨て去って、それでもなお主張するなら別です。
これまでのデッサンや教科書・ノート・覚え書き、誰かしらの影響を受けた創作物と記憶全てを捨て去ってから主張すれば良い。
本、図説、アートブック、記録してきたHDD、全部破壊されてそれでもなお「禁止」と言えるなら立派なもの。
あと、展示会や展覧会で何かを見て記憶から翻案して表現するのも怪しくなる。
建造物にだって量産される以外の一部には著作権が存在します。
当然「禁止」を主張する人たちの表現に流用・借景されるのは禁止されるべきだよね? 厳重に監視されるべき、と言ってもいい。
でも、そんな息苦しくつまらない世界になるのは個人的にはまっぴらごめんです。
実は画像生成AIのモデル構築に関する「学習」も、速度や規模こそ違えど人間が行っている学習と構造は全く同じ。
誰かしらの何らかの創作物を「学習」してベースとなるモデルを「構築」し、そのモデルをベースにしてプロンプト(指示)に従い
画像を抽出しているだけなのだから。
人間は脳・記憶に学習・蓄積された各種のイメージからモデルを構築し、言葉やイメージから創作物の完成像を抽出し、新しく作る。
画像生成AIはデータベース(脳)に蓄積されたデータからモデルを構築し、言葉(プロンプト)やLoRAに従い画像を作成する。
やってることは人間と全く同じなんです。その規模と速度が生身の人間と違って段違いなだけで。
ただし両者にとっての圧倒的な違いは、人間特有の想像力と意思と感性。
今のところ、画像生成AIは人間によるプロンプト入力頼りです。AIの進化次第で将来的にどうなるか分からないけど。
この一連の工程を批判したいのなら、まずは自分の過去の活動を全否定して捨て去ることから始めて欲しいな、と思います。
当然、そんな事は絶対にできないでしょうけどね。
もちろん、誰かが「これを描きたい」「これを主張するために何かを作りたい」「見て欲しいから創作する」という熱意まで否定する
気は全くありません。私だって私以外の誰かが作る面白い画像を見たいし、創作物を楽しみたい。好きだという気持ちを共有したい。
数ヶ月前にAnthropic他のフェアユースに関する裁判がアメリカで決着して、フェアユースの範囲とか色々考察されていたけれど、
現代の著作権だって作者の死後数十年、長くとも100年以内には著作権がクリアされるんですよ。日本でも著作者の死後70年が限度。
そうなったらこれまでの現代人が故人にしていたのと同じように、過去の作品として著作権フリーで自由に使われる。
商標権も保護期間が10年で、更新すれば延びるけれど永久に保護が続けられるかは分からない。
まあその頃にはもっと多様な表現手段とその成果物が生まれているだろうけれど、画像に透かしを入れてまで強硬に主張するよりは
「ある程度利用される自由」も許容し、あるいはデータ提供・学習利用に対する対価をもらえる仕組みの構築に協力して行った方が、
創作という活動のためには建設的じゃないかな、と個人的には思います。
企業側の仕組みの構築や利益還元の体制構築にも期待しないといけないけれど。
意思表明は良いけれど、自分たち創作に関わる者がしてきたことを猛省するとともに、もうちょっと他者にも寛容になれないものか?
と思うわけですよ。自分たちが享受してきた知識・経験を忘れた、最近の行き過ぎた主張やら行動やらを見ていると。
以上、長々とした愚痴でした。
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