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竜追いの手記。
それは竜に魅せられた一人の人間が残した一冊の手帳。
そして今より語られるのは その手記の一部となる...。

《黒き異形の竜》
それは古くから冒険者に語り継がれる伝説。

その容姿は様々であり 無数の腕に複数の顔の竜、
体中に幾重の顔が張り付いた竜人、
無数の竜が渦巻き 竜の形を成しているなどなど、
それが竜である ということ以外 情報が混在して伝わっている。

実際に姿を見た という者はいなく、
皆誰かから聞いた存在に過ぎず 初出すら不明である...。

私は初めて訪れる街や村に到着した際、
毎回と言っても過言ではない程 その土地の住人や、
専属の傭兵などにこの伝説の事を聞いている。

だが 一向に進展はなく 居場所のヒントや、
出所の鍵になるような話は一切 聞けていなかった......

呪文

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