事後その2
柚羽は激しくイったあともいつまでも余韻でぼーっと虚空を見つめていた。
身体をヒクつかせながら恍惚に浸る姿が美しすぎて、思わず写真を撮りたくなる。
高圧的な性格だからこそ屈服させたときの興奮が増す……。ってそれはぼくがマゾなだけなんだろうか。
「まだ、ヤりたいよお……。もっときもちいいの、はやく……」
これ以上こんな街のど真ん中で青姦とかリスキーすぎる。そっと彼女の手をつかんで立ち上がらせようとするけど、ふるふる首を振って拒否された。
「近くのホテル入りませんか? 安っぽいから気に入らないかもしれないけど」
「……きみのいうとおりにするから、はやくしてよお」
白い液体まみれの柚羽の足もとを吹いてあげる。めずらしくおとなしく従うしおらしい姿もかわいい。
手を繋いでゆっくり歩き出す。ホテルの場所を確認するフリして、どさくさにまぎれて写真を一枚ぱしゃり。
快楽の余韻を引きずって夢見がちな表情、やっぱり、きれいだ。
こんないやらしい女を独占してる愉悦。世界中に自慢してやりたい。
呪文
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