『眼帯戦線―Feuer Denken―』【ニャンノ世界】
中島大佐と謁見する
「君が中島巽李七か、知っての通り、中島自由主義と連合軍の攻勢は激しい…だが、中島百空民が、彼らの脳内を改造し、中島百空民にすることで、何とか食い止めているという状況だ」
中島大佐は晴れぬ表情のままだ
「Wui-Fyiiですか」
コクッと黙って頷く大佐
中島Wui-Fyiiは中島自由主義の頭脳であり、中島自由主義を率いるリーダー
中島サイキョウの扱う武具などを開発者の立場で支援した人物である。
そして、中島百空民への対抗策で
Wui-Fyiiを飛ばすことで、中島を中島で中和させる、ひいては中島百空民にされた者達を中島自由主義の一員にさせる、
つまり、中島Wui-Fyiiになることで中島百空民を防ぐことにあった。
「彼の存在が中島第一主義の理想を妨げているのだ。彼の電波攻撃があるかぎり、我々の願望は果たせないのだ」
大佐は拳を叩きつける、
巽李七は理解する。
「戦略級軍迅としての私が、中島Wui-Fyiiを暗殺あるいは中島Wui-Fyiiを発生させる装置の破壊ということですね」
「その2つのことはどちらも正解で、どちらも不正解である」
「私は哲学を論じてるわけでは…」
巽李七は困った顔をする
「戦況は変わる目標も変わる、つまり、この戦いも歴史もまた、海だということだよ…」
中島巽李七は疑問符を浮かべながらも
作戦遂行のために、準備に取りかかる。
中島の理念を果たすために
中島第一主義によって
飢えや貧困に苦しむことのない
社会秩序を成すがために
彼女は進むのであった。
1度燃えた炎は簡単には消えることはない、そう、特に心の炎というものは…
強烈的な劇なのだ。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。