昨日助けていただいた…………幽霊ですぅ~
男「ん?」
突如声をかけられ、声のした方を見る男。
男の名は礼館剛(れいかんつよし)。名は体を表している。
そして声をかけてきたのは白い着物を着た長い黒髪のキレイな女の子だった。
剛(あれ?この子どっかで見たことあるような?)
剛がそんな事を考えていると、女の子に手を掴まれた。
女の子「昨晩のお礼に参りました。ささ、こちらへ……」
剛「え?昨晩のお礼?………人違いじゃないの?」
剛には特に人助けをした心当たりがありません。
しかし女の子は首を横に振りました。
女の子「いいえ、あなたです」
剛「本当に俺?」
女の子「本当です。私は昨日の夜………あなたが死ぬほどビックリしてくれたおかげで無事に『幽霊検定2級』に合格することが出来たのです!ですから今日はそのことについてお礼を言いに……」
剛「ちょ!ちょっと!ちょっとストップ!」
女の子「はい?」
剛「え!?何!?何なのその幽霊検定2級ってやつは!?それに幽霊検定ってことは………」
女の子「あ、はい。申し遅れました。わたくし、昨日まで幽霊でした綿櫛玲代(わたくしれいよ)と申します。昨日の検定に合格したために無事に生き返ることが出来ました!」
剛「生き返ったの!?幽霊検定なのに!?」
玲代「はい、そうです。つきましては、ぜひ昨日のお礼をと………」
剛「え……いや!いい!遠慮しとく!てか絶対ろくでもないことなきがするからいらない!」
玲代「いえいえ、そんなことは………ただちょっと、幽霊になるだけですので……」
剛「ほら来た!幽霊になるって……つまり殺すってことじゃんか!……殺されてたまるか!」
玲代「ああ!逃げないでおくんなましぃ!愛しいお方!昨日のお礼にぜひわたくしと三途の川下りでも……」
剛「それ絶対そのまま血の池地獄に叩き落とされる奴じゃんか!絶対ごめんだ!」
玲代「そんなぁ~~~~~」
結局そのまま剛は玲代から逃げ…………………きれなかったようで、土下座して何とか幽霊にされるのだけは回避したのだった。
2枚目のイラストは玲代が幽霊だった時、誰も驚いてくれなくて泣きそうになっている時のイラスト。この直後に剛と出会って彼を驚かせます。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 70
- Scale 13
- Seed 400757044
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1
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