そういう気分
白いコートを着込んだ彼女。露出が減るのは残念だけど、これはこれで、可愛い。
すっかり厚着の季節になったんだなぁ、と思っていたけど、コートを脱ぐと、そうでもない。
上半身はともかく、下半身はストッキングのみ。
あの薄いストッキングを履くだけで、そんなに暖かいもんだろうか?
分からないから、彼女に聞いてみた。
「厚手のタイツとは違うから、これだけじゃ、そこまで暖かくはないかな」
そうなんだ。
だったら、厚いのを着た方が良さそうな気がするけど、そこは女の子としてはオシャレ優先ってこと?
「まあ、オシャレは大事だけど。でも、それだけじゃないよ?」
他に理由が?
「あなたへのサービス。完全に着込んじゃうより、目の保養があった方が寂しくなくていいでしょ?」
いや、まぁ、そんなことはないけど・・・。
「ふーん?」
そんなぼくの強がりが、どうやら、彼女の中の、何かのスイッチを入れちゃったらしい。
帰り道で、靴ひもを結び直すふりをして、おみあしをチラリ。
ベッドに腰掛けて、おみあしをチラリ。
悔しいことに、彼女の攻撃は、百発百中で、ぼくに命中する。
「ほらね? わたしの脚線美を思い知った?」
ご機嫌な彼女。
おっしゃる通りなのだが、このままやられっ放しというのも、何だかなので、反撃に出た。
不意打ちのハグ。
しばらくぶりだったので、だいぶ効いたようだ。
「・・・これは、ずるいってば」
ふざけてないぞ。ちゃんと本気です。
「分かってる・・・だから、ずるいんでしょうが」
ずるい、ずるい、と呟きながら、頬を赤く染めて睨みつけてくる彼女。
ぼくの顔も彼女と似たようなもんの気がするけど、とりあえずは、勝った。
呪文
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