罪華
笑顔は完璧。
声は甘く、光に似ていた。
けれど、それは「喜び」ではなく、「欲望」に火を点ける音だった。
「ねえ、わたしのこと……見てくれるよね?」
観客は誰一人、目を逸らせない。
一度でも見れば、もう逃れられない。
それは恋でも憧れでもない、“呪い”だった。
彼女はアイドルなどではなかった。
ただ、“選ばれた魂”を集めるための器。
ステージの光が強くなるたびに、
裏側では、ひとり、またひとりと“観客がいなくなる”。
それでも彼女は笑う。
歌い続ける。
まるで自分自身が“罪”であると知っていて、
それを隠す気がないかのように。
――彼女に恋した時点で、もう戻れない。
呪文
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 54386313
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 54386313
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0
- Noise 1