パステルなJD(企画参加)
しかし、広告塔というプレッシャーと目の前に広がる綺麗な花畑に少し緊張気味のようだった。
「わ、私なんかがモデルで良いんですか…?」
ふるふると体を震わせながら、彼女はその大きな瞳をこちらに向けてくる。
私は、組織全員の満場一致でダテマキちゃんに決まった事。ダテマキちゃんの笑顔が
見ている人を幸せな気持ちにさせる事が出来るのだと、懇々と説明した。
「…」
しかし、説明を聞いたダテマキちゃんはキョトンとした表情で固まり、動かなくなってしまう。
――不味い、逆効果だったか。
なんとか取り繕わなければと、慌てて口を開こうとしたが…
「…フフ、真面目な顔で何を言ってるんですかぁ。聞いてるコッチが恥ずかしくなりますよ~」
耐えきれないとばかりに、彼女は破顔した。
その表情は、天使の笑顔。
フリージアの蕾が花開くように、無邪気な笑みを零す彼女の姿は
まさに私達が望んでいた光景だった。
『ああ、マキちゃん!ちょっとそのままで!そのままでコレ持ってハイこれ!!』
不意に訪れたシャッターチャンス。
私は慌てて花束を渡すと、肩に担いできたバッグからカメラを取り出すのだった――。
呪文
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