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「なあ、あたしたちさあ、毎日こうやって一緒に帰ってるしさあ、LINEもよくするしさあ、いっそ一回付き合ってみない?」

「はあ?お前だけはないわ。そんな、野球少年みたいな顔しているくせに笑」

「そっか、そうだよな。ごめん、冗談、冗談だよ笑笑」

その後俺らは自然と疎遠になり、お互い別の高校に通うようになってからは全く連絡をとらなくなった。
しかし、高2の秋、最寄駅のスタバで俺たちは再会した。そして、俺はあいつからの提案を断ったことをひどく後悔した。この数年で、あいつのぺったんこだった胸がはち切れんばかりに膨らんでいたからである。俺は終始その胸に目がいってしまい、全く会話に集中できなかった。のちに、あいつの通う高校の友達に聞いたところ、Jcupまで成長したらしく、学校中の男が狙ってはいるものの、本人は大学生と付き合っているらしい。

それからというもの、俺はあいつと同じ大学に入り再びあいつの心を射止めるべく、死ぬほど勉強したが、残念ながらあいつは合格、俺は不合格となった。あいつはどうも、模試の成績優秀者に名前が載るくらい物理と化学が得意らしくて、現役で旧帝大の医学部に合格した。中学時代は俺と同じくらいの成績だったのに、何がこれほどの差を生んだのだろうか。

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