お家再興のために身を捧げたお嬢様 ②長い夜の始まり(差分に18禁イラストあり)
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姫川家が新たな当主を抱いた日、その当主であり、俺の婚約者があいさつに訪れた。
(俺は本当に運がいい)
緊張した面持ちで頭を下げる娘を見て、俺はにやつく顔を隠すことが出来ないでいた。
「この度は、私を婚約者に選んでいただきありがとうございます。一門の再興にお力添えいただいたことを含め心寄りの感謝をいたしております」
礼儀正しい、まるで人形のような美しさを持つ娘だった。
魔物の調伏の最前線に立つ姫川家と、交渉事を主にする俺の一家は昔からそりが合わない。
だが、代々女を当主にする姫川家には美女が多い。
目の前の少女、姫川明夜の祖母は俺の初恋の相手であり、こっぴどく袖にされた女でもあった。
その娘にまでアプローチをかけたが敵わなかったというのに、まさかこの年になってから孫を手中にできるとは。
(よく似てやがる……)
姫川家が没落し、その孫があいつが蔑んだ金の力の前にその身を捧げる。
こんなに愉快なことはない。
「おかげで本日無事に、当主就任を果たすことが出来ました。一層励んでいくつもりです」
女当主を仰ぐ姫川家のため、形式上婿養子になるが、実質の支配権は俺のものだ。
すでに家督は息子に譲っているために、婿養子に入ることなど何の問題にもならない。
「退魔の仕事も大事だが、俺の妻としても励めよ?」
「もちろんです。その時まで花嫁修業にも……」
「協力してやるよ。まずは夫婦の距離感ってやつから教えてやるよ。来い!」
「……分かりました」
手招きされた明夜は表面上は笑顔を崩さず立ち上がり、俺へと近づいてくる。
少女にとって長い長い夜が始まろうとしていた。
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明夜ちゃん、普段は紫の髪飾りなのですが特別な日には赤の髪飾りを身に着けることになっております。
ちなみにこの髪飾り、彼女の退魔武器の『弦』が収納されていたりします。
孫ほどの年齢の娘に欲情とか、キモオヤジ元気だな!
次からは表示絵はほぼ全て18禁になるので、本章では最後のおまけエロ。
触手生成の練習の餌食になってもらいました! 何の脈絡もなし!
次回、男に脱ぐように命じられた明夜の姿がスマホカメラに──
お楽しみに!
次回↓
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呪文
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