王都入城!
この男からは何も覇気を感じない。
でかいのは体だけか。
さっさと倒してこの洞窟、通り道として使わせてもらうよ!
「噂には聞いていたが大した事は無いんだな。お前ら好きにしていいぞ。だが、絶対に殺すなよ。後でいつもの通り、王都に連れていくんだからな。」
私が、こんな男に・・・。全く動きが見えなかった。
武器を奪われ、周りを裸の男達に囲まれて私は初めて男というものを知った。
裸のまま馬に乗せられ私はこれからこの国の王都に向かうらしい。
本来なら、戦で苦労してこの城の城門をくぐるはずだった。
こんな状態でこの国の王都に入ることになるなんて思わなかった。
「なかなかいい女ではないか。お前達ご苦労だったな。」
位の高そうな男が野党の男達に布袋を渡している。
私を連れてきた褒美を渡しているのだろうか?
たかが1人の敵兵を連れてきただけで?
「我らは見ての通りこの国の文官でな。
普段はこの国のために頭を使っておるのだが・・
あいつら野党に金を渡して、イキのいい女を捕まえたらここに連れてくる様になっておってな。
国力の強さとは兵の数。お前にはこれから死ぬまで我らの子を産んでもらう事になる。我が国の為に役に立てて幸せであろう?」
こんな、ぶくぶく太った脂切ったジジイどもにっ!
呪文
入力なし