小説『ほのぼのホラー日和』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『ほのぼのホラー日和』
さだこさんは雨に濡れていて
びしょ濡れだった。
「さっさむいいい…」
監督が梅雨の日だからこそ、
映えるものがあると言って、
無理に決行したらしい…
「シャワー使っていいから、入ってきな」
「ありがとう…かよこ」
あったかいお湯に、としおくんも入りかよこさんもお風呂にはいる。
「さだこおねえちゃんとおふろに入れて嬉しい!」
満面も笑みを浮かべるとしおくんを見て、さだこさんもほっこりする。
「あとで、怪注時計局の人に相談しよう、監督さんがお化けを酷使したって…」
「うん、そうする…」
旧時代の人類にとっては想像できないことだが、今ではお化けにも労働基準法や権利が適用される。
なぜなら、人類と怪異は共存できると信じている者らの尽力があったからこそ、今の日常が…
住む家があるのだ…
「調査員Kさんのおかげで…私は変われたからね…」
天井を見上げ呟くかよこさん
前はノロイノイエに暮らしていたが…今は心機一転、ノロイノイエがあるからこそ、自分達は苦しみ続けてきたんだとして、家を出て、
怪異マンションに住んでいる。
「私もよ…今じゃ動画配信とかやって、本当に毎日が楽しいわ」
思えば、1年前の6月頃も、サダコさんは視聴者と戯れる配信者になった始まりの日だなと、しみじみと感じながら、お風呂に浸かる…
ところで、としおくんはというと…
「わぁ、さだこねえさんのおっぱい、だいすき~」
「わっ、もう、としおくん、でも、としおくんってもうなんさいだっけ」
「永遠のショタです~」
紳士たちは、思った
おいとしお、そこ変われと…
「心はエロ紳士ってこと?」
頷くとしおくん、
可愛らしい見た目で、
心は立派な紳士になってしまったのだ。
「そうなのよ、うちのとしお、最近ったら、おねモン使いに憧れて、団地おねえさんをゲットしたりと、本当にうちの子が恐ろしいわ」
「えへへ、いちばん大好きなのはおかあさんだよ~」
「まぁ、としお、おっぱい飲んでいいからね」
と、さだこさんは2人を見て、思った…
「なんだろう、この薄い本は…」
お化け界隈の薄い本は、彼らなのかもしれないと感じつつ、さだこさんも薄い本になってることに関して、別に気にしないし、そもそも、さだことバトルした時は、
バトルを超えて友情合体できて、嬉しかった。
と、バスタイムを過ごすことができて、としおくんは、魔法アニメ『ワニッコパニック』を持ってきて、
「ぼく、さだこおねえちゃんと一緒に見たいやつがあるんだ~、見ようよ」
上目遣いでとしおはさだこさんを見て、甘える…おまけに、小さな体と庇護欲をそそるショタに、厳密にいえばショタジジイなのだが、
サダコさんは心をトゥンクさせ、
涎を垂らす。
なぜ、合体できたのか…
理由は、サダコさんはとしおくんに心ときめかせていたのである。
可愛いなぁ~という守りたいなぁ~とか、包んであげたいなぁ~とからそんな思いをサダコさんは抱いていたから、何ともまぁ、重症レベルがカンストしている。
と、何はともあれ、魔法アニメ
「ワニッコパニック」を見る
さだこさん、かよこさん、
としおくん、としおくんは変態だから、時おり、お尻を触ることがあるのだが、気にしない…
彼は、変態的な少年風紳士なのだと思うことにしているし、
何せ、この世は終末世界、
怪異もいつ喰われて、消失するのかわからない残酷な世界でもある。
「ニャンノ世界で、こうして、アニメを見ているって、時代進んだね」
「だね~」
「わっ!ワニッコがギリギリをミスって頭喰われちゃったよ!」
アニメはカオス的な展開へと発展し、ワニがワニッコを全部平らげる。
だけど、ワニッコの真骨頂はここからだった。
「毎度、喰われて、バラバラになって、胃袋で溶かされても…変身のきっかけがここなんだよね!」
「としおくん、すごい語るね」
「うちの息子、こういうのが好きなのよ」
破滅的な展開からの再生、
そして、光に包まれ、
ワニのお腹から手が出てくる
一時停止させて、止める
としお、眼を輝かせて語る。
「さだこねえちゃん、ここ、ここが好きなんだ!ねえちゃんが井戸から出てくるシーンと似ていて好き!」
さだこさんは嬉しくなった…
怪異は登場や驚かせ方に
一家言ある。
さだこさんの場合、其は、
物語である。
すぐさま、登場するのではなく、
ノロイノビデオを介して、
タイムリミットを設け、
生きとしいける者らが、
どうするのか、その姿を
ビデオの中で考える。
実は、井戸の中は
書斎になっていて、
さだこさんは、その中で
相手がどうなるのか、
脳内で想像し、物語を書いていた
「まぁ、生者のね二次創作を書いていたわけで…まぁ、本編じゃ救われなかった人たちもいてさ、まぁ、どうすれば、こうならなかったのかなとか考えながら、今も二次創作書くことあるよ」
倒した相手の物語を可能性を書いている、その姿は、まさに、小説家であった。
「マメなのね、さだこちゃん」
「ねえさまには叶いませんことよ」
2人は微笑む…互いの作家性というものがあるのだろうか、上品な言葉を使う…
「さだこちゃん、時おり、私ね、どう呼ぶべきかわからないことがあるの」
ホットココアを飲みながら
呟く、かよこさん…
「ちゃんやさんや、殿や様とか、ほら、うちの作品、登場人物多いじゃない…だから、気にしなければいいとは思うんだけど…、どうしても気になっちゃって…ね」
「気になる、なるほど、ほうほう…わかる気がします、私が海外行った時は日本語と英語の違いに悩んで、しかも、ビデオデッキもバージョンが違うから、猛勉強して乗り越えた気がしますね」
としおくんは、彼らを見て、
ホラー作品は単純な怖さではなく、怖いと感じさせる仕掛けを
伏線を歴史を構築して、できたものだと、ショタながらに感じた。
「おかあさんもおねえちゃんも、ぼく、マスコット的で怖くなかったのかもしれないけど、これからも、怖いや可愛い届けていきたいな」
太陽的な笑顔を向けるとしおくんに、2人は頬を赤らめ、トゥンクする。
子は宝…、これは幽霊となっても変わらぬ…真理…
三人はこれからも、ほのぼのに生きるだろう…、自由気ままにのんびりと、少し、怖めになることもあるけれど、それに、過去は悲しかったけれども、今は、悲しみを乗り越えた心ハートフルな、空間で、生きていることにときめかせているのであった。
この出会いに運命的な魔法があったとしたら、幸せなことかもしれないと思いつつ…
(猫メモ)
本作は
モロヘイヤマン様の作品
『雨中の貞子』
https://www.chichi-pui.com/posts/52693e42-1293-4fe6-9acd-3ebef9b02d78/
に登場する貞子さんを見て、ホットココアを伽椰子さんととしおくんと飲んで、ほっこりしている姿が浮かび制作しました。
ずぶ濡れの貞子さんにお風呂を貸したりと、さだこさんとかよこさんの絆を感じたりと、特にとしおくんのショタジジイさには、今後、幽霊のおねえさん達をゲットしていく姿も浮かんできて、怪異マンションが賑やかになっていくのを感じさせたりと、書いてて心踊る創作体験となりました♪
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