教室の窓からやわらかな光が差し込み机の上に温かな影を落とす昼下がりの休み時間に子供達のざわめきが遠ざかり静かになった教室の片隅でペンケースの中からひょっこり出てきて…
教室の窓からやわらかな光が差し込み机の上に温かな影を落とす昼下がりの休み時間に子供達のざわめきが遠ざかり静かになった教室の片隅でペンケースの中からひょっこり出てきてせっせと動き回り持ち主が机に広げたままの鉛筆や消しゴムや定規を一つずつ小さな手で運んでは元の場所に戻していきやがて全部片付いたのを確認すると小さな胸を張って満足げに息をつき次に持ち主が机に戻ってきたときにきっと褒めてくれると期待で尻尾をパタパタさせながら待機中のペンケースに住み着いている小人サイズのキツネ
呪文
入力なし