永遠の愛
ベッドの上にちょこんと座るのは、君にそっくりな手作りの小さな人形。
何度も指に針を刺しちゃったから人形は血だらけ。
「この血、染み込んで落ちないから、もうずう〜っと一緒だね」
わたしは、ゆっくりと膝の上に人形を乗せ、
柔らかく話しかける。
「君のシャツやスボン、髪の毛を拾い集めて作ったから、君の匂いもホンモノだよ?」
「えっ?盗んだんじゃないよ」
「全部君がくれたんだから……」
「ただ、君が知らないだけ♡」
さらにベッドに腰掛けて、人形を撫でながら語りかけた。
「今日さ……またあの女と話してたよね?」
「笑ってたよね? あの時の君の笑顔……わたしには、もう見せてくれないんだ?」
人形の小さな首を持って、くるくると回す。
「大丈夫、わたし怒ってないよ? ほんとだよ?」
「ただ……ね? ほら……」
「動けなければ、きっと君も、わたしだけを見てくれるでしょ?」
そう呟くと部屋の隅の彼に顔を向けた。
「震える君の顔、とても素敵だよ」
「大丈夫、君が動かなくなってもわたしが全部やってあげるから」
時計の針は止まってる。
外の時間なんてここにはいらない。
だって私だけが、君のことを“永遠に”愛してるんだから。
呪文
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