厳殺女仕置人 11 💘霞 心優 Vol.1
闇に咲き、闇に散る。
世に正義ありとて、すべてを裁けるわけではない。
法の網に掛かりながらも、 判が下る前に嘲笑う者たち。
その恨み、月光に選ばれし者が逝かせる闇仕置。
美を纏い、死を操るは、あの世裁きの女仕置人。
静かに歩み寄り、罪人の足元に影を落とし、感情を押し殺して、悪を裁く。
地獄が見えた三途の入口、この世の出口。
最後の吐息が、罪人の悪命に刻まれる。
”この者に、月の裁きを。”
満月の夜…女仕置人が、動き出す。
仕置人
氏 名:霞 心優(かすみ みゆ)
称号名:死穿心葬女仕置人
職 業:小学校教諭
年 齢:27歳
趣 味:人間観察、料理、読書
表の顔は小学校教諭で、子どもたちに勉強を教え、手を取り、涙を拭い、優しく微笑みかける心優しき女性。
小さな命を守る者として、誰よりも純粋な命を愛している。
裏の顔は、女仕置人。
小さな子どもたちを守る手が「穿心仕置針」を握り、悪人の心臓を穿ち闇へ葬り去る。
たとえ標的が小さな子どもや女性であろうとも、悪人は悪人。
それが彼女の裁きの理。
月の帳の下、静かに命は穿たれる。
月が静かに満ちる夜、彼女たちの元へ一通の密やかな依頼が届く。
表向きは趣味アカウントとして運用されるSNS。
だが、特定のハッシュタグ「#月の裁き」を含むDMが届いた瞬間、それは“処刑の合図”となる。
美少女戦士たちは、月光に照らされながら仕置武器を手に取り、誰にも知られることなく、月の帳の中へと静かに姿を消した。
呪文
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