おなかすいた
──ちょわッ!?
「西瓜」
──ふぇっ?
「先刻より、井戸で冷やしていただろう? もうそろそろ頃合いじゃあないか?」
──あッ! あーあーあー! う、うん、そうだね! さっそく、引き上げて切り分けてくる!」
「あはは。ナニを慌てているのかとおもえば、儂がおまえを喰らうと勘違いしたのか。相変わらず、阿呆なやつだ」
──ど~もスミマセン。
「おまえは──まだ、喰わんよ」
──まッまままままだァ~!?
「あっはっはっはっ! だから、じょ~だんだ、じょーだん! おまえみたいなおもしろいやつは、傍に置いておくのがいちばんだからな~♡」
──ありがとうございます! ありがとうございますッツ!!
呪文
入力なし