激突!!ケモ耳女騎士!(旦那自慢合戦がエスカレートして決闘へと発展、さらに拗れて内乱に:Wikiより)
(全年齢カテゴリーなので余計なことは書かきませんよ。ええ!)
「……ん。この記事見て」
黒髪のアカネが恋人にスマートフォンを向ける。
それはネット上の百科事典の歴史のページ。
「『別の【巣】の騎士に旦那を自慢しているうちに大喧嘩になっちゃって、決着つけるために決闘始めたら、一族総出の合戦に発展して国内ぜんぶで戦争になって、決着ついたのは4年後だった』ってやつ。その事件を描いた画がこれなんだって」
その油絵には【蛮族】としか表現できない表情の中世騎士がマウントを取り合う姿が描かれていた。
「小貴族同士の対立がもとで北部諸島の王制がぶっこわれたのは歴史的事実だけど」銀髪のテヤンが言葉を継いだ。「夫自慢が発端かどうかは怪しいらしいよ。一説では「戦利品の男のどれを自分のものにするか」で揉めたというのもあるし…まぁ昔の人だからねぇ。男は財産として見られていた時代だから」
「…で、アカネ」少女たちの未来の夫は黒髪の少女にスマートフォンを返しながら尋ねる。「この歴史的な事件とアカネが室内プールでB組の女子とマウントの取り合いをしてたのとどう関係あるんだ?ニアが間に入れないくらい「盛り上がって」いるところに仲裁入ったこっちとしてはすごく知りたいんだけど」
「……それはこの事件通りの状況だったから。B組のヒバリが従姉妹の「巣」に入ってできた年上彼氏をプール補習の間ずーっと自慢し続けてるのが悪いの」アカネは平坦な声で続けた。「舞い上がってるのは分からないでもないけど、みっともないよ、って指摘してあげたの。アタシは間違ってない」
「な?アカネって重いだろ?」ニアがため息を付いた。「『ゴゴゴ』って効果音聞こえてきそうな状況で、でも手を出さずに「ぶちかまし」決めてるんだぜ…彼氏自慢しながら」
「…アタシは悪くないもん」
黒髪の少女の恋人はため息を付きながら立ち上がり、まだ濡れているその髪を撫でてあげた。
たちまち夢心地になる彼女に、二人の少女は羨望混じりの笑みを向けた。
クラスの皆の「そういうところやで…」という諦めの視線を浴びながら。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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- Steps 45
- Scale 10
- Seed 700331605
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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