秘術・紅弾蓮槍
紅弾蓮槍とは、火球と炎の槍を同時に扱う秘技である。
ただし術には厳しい制約がある。術者は常に片手で胸を隠していなければならない。
もし胸をまろび出してしまえば、火球は小さくしぼみ、槍は力を失って柔らかくなる。
そのような光景を目の当たりにすれば、我々の槍は硬くいきり立ちそうなものであるが、魔術とは不思議なものだ。
ともかく、そのため残った片手で、玉と棒……いや、火球と槍を同時にしごく……いや、捌かなければならない。
これが難しい。魔術の才能だけではなく、手さばきの熟練も求められる。
伝説の魔女は、胸を隠すその手でさえ棒を弄り……いや、挟み……もとい、操りきったと言われる。
この技を受けた者は、たちどころに昇天するという。
だからこそ、人々はこれを秘術と呼ぶのである。
呪文
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