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彼女がふと立ち止まると此方を振り向いた。
『血塗られた欠けた月と海の目の深淵なる彗星が交差する夜には狂気が広がり、闇に溶け込む者が舞い踊る…せいぜい気をつけて』
そう言いながら彼女は、綺麗すぎて不気味に思えてしまった夜とやけに輝く星の空に儚く溶けるように消えて行ってしまった。
いきなりの事で彼女の言葉が何を意味するのか分からないが…ただ、彼女は怪しげに然し美しく笑っていた。



「不気味な夜ノ警告」が2024年2月19日のデイリーランキング28位(呪文なし)に入りました。
ありがとうございます!

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