小鈴ちゃんvs変な巨大魚
赤上小鈴(赤髪ちゃん)「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!キモいキモいキモい!何なのこの魚!?」
魚「キモいなんてひどいなぁ……さあ、ボクと一緒に楽しいことしようよぅ…」
小鈴「ひぃぃぃぃぃぃ!ホント!マジでキモいからぁ!」
変な魚から必死に逃げる小鈴ちゃん。
実は小鈴ちゃんは今日、町内会主催で行われた釣り堀イベントに参加していた。
どんなイベントかと言うと、単純に小学校のプールに水をはって魚を泳がせて、その魚を釣竿で釣るというもの。
最近の子供たちは生の魚に触れる機会が少ないのではないかという意見から実施されたこのイベント。
小、中学生は無料という事で小鈴ちゃんは試しに釣りに来たのだ。
ちなみに高校生以上は500円取られるため、お兄ちゃんの小織くんは「魚なんて触りたくないし、そもそもそんなことのために500円も使いたくない」と言って参加を見送った。さらに言えば、小鈴ちゃんも本当は乗り気ではなかったのだが、釣った魚は持って帰って良いので、母親の志織に「夕飯のオカズ釣ってきなさい」と命令されて半ばイヤイヤ参加したのであった。
そして釣りを始めてすぐに魚が餌に食い付いた小鈴ちゃん。思いっきり引っ張ったら・…………なんか見たことも無い妙な形をした巨大でキモい魚が釣れたのだった。
そして、その魚は餌を針ごと噛み千切って飲み込むと小鈴ちゃんに向かってニヤリと笑みを浮かべる。
魚「やあ小鈴ちゃん!さっそくだけど、君の大切な部分を僕の舌でベロベロレロレロさせてもらっていいかな?」
そんなふざけたことをほざきながら大きな口を開けて舌をレロレロ動かす魚。
それを見た小鈴ちゃんは…………全身鳥肌が立つのを感じながら………釣竿を掴んだまま全力ダッシュで逃げだした。
それに対して魚もまるで空中を泳いでいるように追いかけて来る。
小鈴「きゃあぁぁぁぁぁぁ!へ、変態!助けてぇ!」
魚「待ってよ~!小鈴ちゃ~~ん!僕だよ!君が釣った魚だよぅ!」
小鈴「それってさっき会ったばっかりだってことでしょうが!キモいから追いかけてこないでぇ!」
そのまま全力で逃げ回る小鈴ちゃんと、空中を泳ぎながら追いかけてくる魚。そして………。
魚「うへへへへへ、追いついたぁ……」
小鈴「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!キモいキモいキモい!何なのこの魚!?」
魚「キモいなんてひどいなぁ……さあ、ボクと一緒に楽しいことしようよぅ…」
小鈴「ひぃぃぃぃぃぃ!ホント!マジでキモいからぁ!」
変な魚から必死に逃げる小鈴ちゃん。
魚「何で逃げるのさぁ?僕と一緒に楽しいことしようよ!」
小鈴「何よ楽しい事ってぇ!?」
魚「もちろん小鈴ちゃんの大事な部分を僕が口に含んで舌でレロレロペロペロする事さ!」
小鈴「やっぱり変態ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!私のお……お股を咥えて舐め回すつもりだなんてぇ!変態よ変態!」
その言葉に魚は静かに首を横(?)に振る。
魚「違うよ小鈴ちゃん!僕が言ってる大事な部分っていうのは『お〇〇こ』のことじゃなくって君の顔のことだよ」
小鈴「お〇〇こって………伏字二つも使うくらいなら口に出すなぁ!」
魚「でもほら、僕が君の頭を咥え込んで、君の顔をぺロペロレロレロするだけなのにぃ」
小鈴「そんな生臭いことさせるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
逃げながら……全力ダッシュしながらの小鈴の叫びが響き渡った。
・
・
なお、全力ダッシュで逃げていた小鈴ちゃんはそのまま帰宅。そしてついて来ていた魚は、運悪く夕飯を何にしようか考え中だった小鈴ちゃんのお母さんの志織さんに見つかり、問答無用で叩きのめされ、そのまま赤上家の食卓に並ぶ(主に煮魚)ことになった。
呪文
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