カフェ店員のまどか先生
ん?まどカフェってなんだって?もちろんまどか先生のいるカフェのことだが、どうせまどか先生がいないとやっていけないカフェなので私の中でそう呼ぶことにしているのだ。
カランカラン♪
情緒あふれるドアのベルの音、ここのカフェは喫茶店という名前の方が似合っている気がする。
あのポンコツ店長の割にはセンスの良い内装だ。
「いらっしゃいませー。あ、こんにちは!いつもありがとうございます💕」
!?なんだここは。お店を間違えたかな?なぜここにサンタの妖精がいるのだ?
か、かわいすぎるぞ!
「こ、こんにちはまどか先生。今日の制服はどういうことかな」
「あ、これですか?クリスマスに向けて特別衣装を着て欲しいと店長から言われちゃって。でもなかなか可愛い服ですよね」
「あ、ああ。確かに素敵すぎますね、ハハ」
「ありがとうございます。ではお好きなお席にどうぞ。あ、ご注文はいつものでいいですか?」
なんかノリノリでサンタコスで働いているぞ。なんて娘だ。これは早く嫁にもらってあげるしかないかなぁ。こまったな。
ああ、ところでまどか先生の自宅パトロールはまだできていない。毎週金曜日にカフェで働くまどか先生だが、金曜日は残念ながら私が会社で金曜会とかいうくだらない会議に出席しなければならないため、まどか先生の帰宅時間帯に合わせることができないのだ。申し訳ない。
しかし、今のところまどか先生に怪しい男が付きまとっているという話は聞いていないので無事なようだ。
おっと、そうだそうだ。まどか先生のこんな姿めったに拝められることなんてないのだから記念写真を撮らせてもらわないと。
えーと、カメラカメラ。あった、これこれ。無音偽装カメラアプリ。
※衣装がバラバラですけど時間が無かったのでお許しください。
呪文
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