「ご主人、お茶ですよ」
「試験勉強ですか」
「月曜からだしね」
「そうですね。おやつもあるから休憩してください」
「おう。シュークリームか…、これリリの手作りか?」
「作ってみました」
「リリの作るものはなんでも美味いから…」
「どうですか?」
「お代わり!」
「はい。でも夕飯もあるから、あと一つにして下さい」
「甘いものは別腹なんだけど、夕食も食べたいからな」
「くっ、ご主人から女の子みたいなセリフが」
「いや、今時普通に言うだろう」
「このまま、ご主人が女の子になってしまったら…」
「それはない」
「そうですね。では取りに行ってきます」
「頼む」
(隣の世界線では女の子になったことは内緒です)
呪文
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