小説『THE・PRISMー秋と怪異ー』【ニャンノ世界】
『THE・PRISMー秋と怪異ー』
阿龍田不理図無は破狼憂因〈ハロウィン〉が襲来してくる季節となって、少々、頭を悩ませつつも、
「暗黒時代から始まってたもんだよなぁ」
大変さと苦悩さに懐かしさを感じつつ、月を見つめる。
阿龍田家はTHE・ALTAIR、THE・OPAL、THE・SWEET、THE・TONEそして、彼女、THE・PRISMこと阿龍田不理図無は、
他の姉妹らと同様に世界を旅することになったのは、メタ的な話なのだが…
「色んな世界、巡ってるんで、慣れっこなんだよなぁ」
と、阿龍田不理図無には何ら、ショックも涙もあるわけでもなく、
むしろ、進歩へ向かう足跡だということで、即席ラーメン食いながら秋の祭りを楽しんでいた。
「可逆装式(カソウ)販売中でーす、メカ研が総力を結集して作った強化装式、如何ですか」
「何Neiだ」
「1NyanNeiです。」
「1NenNeiにまけて」
「5NenNeiで」
「それでいこう」
と、不理図無は来るべく
破狼憂因の助けになればと
Neiを払って可逆装式を買う。
今日か明日かなんてわかりゃしないのだから…なんだかんだで
時というのは進むのだから…
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