お忍びハロウィン
「姫、余り色々出歩かれては…!」
『なによ、これくらいいいじゃない。服だって、いつもと違う。私は白魔女なの、いい?
貴方がいるとむしろその方が皆にバレてしまうわよ…』
「いえ、というよりは、皆はじめから分かってて、その…」
『え…?』
ということがあってしばらくのち、自室にて。
『もう、皆意地が悪いわ。私と分かってるならそう言えばいいじゃない…
私だけ知らずにはしゃいでしまって滑稽だわ…』
「皆、心から楽しまれている姫様を見るのが嬉しいのです。
普段、王女として毅然として、冷静で淑やかに振る舞われておりますが、幼き頃は本当に純真で皆に親しまれておられましたから」
『何よ、自分だって私とそう変わらない歳なのに、
大人ぶった目線でみちゃって…』
ひととき、流れる静寂。
外からは大人たちの賑やかな喧騒が遠く聞こえてくる。
子供たちは引き揚げたのだろう。
「…私は、その頃より貴女様に誠心誠意お仕えする身。童心に違わず、今もお慕い申しておりますよ」
『…それが、まだるっこしいというのよ…』
「…?今、なんと…」
『そう言えば、貴方にはまだだったわね。
手元に飴の一つも持ってないようだけれど、
言えば好きにイタズラをしてもよいのかしら?』
「あ、いや…少々お待」
『Trick or Treat?』
言うが早いか彼は腕を引きよせられ、次の瞬間には王女の纏った香水と紅の香りに包まれていた。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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- Steps 30
- Scale 7
- Seed 984037388
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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