もうずっと一緒ですよ・・・
能力は高いが、所詮は機械と偏見も強い。
そんな中で私の護衛対象の主人は能力を認め、他の兵士と対等に扱ってくれた。
それどころか専属護衛として常に横に居る立場になった。これは機械人形に取って最高の栄誉だった。
しかし、それも長くは続かなかった。
激戦の末、主人は重傷を負い私も片腕を失った。
なんとか、駐屯地まで帰還したが私の記憶はそこまでだった。
次に気付いたのは、暗闇だった。わずかに残ったバッテリーが一時的に復活したらしい。
そこは墓地だった。傍らの棺にあの主人が横たわっていた。ああ、主人も戦死されたのだと悟った。
これは、主人が機能停止した私も一緒に埋葬するように遺言したのだろう。
気に入った機械人形と埋葬される例は少なからずあった。私もその恩恵を受けられたのだ。
私は主人の手を取って横に並んだ。少ないバッテリーが無くなる前に主人の顔を見た。幸せだった。
「御主人様、もうずっと一緒ですよ・・・」私が呟やくと同時にバッテリーが切れた。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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