小織くんはママになる
剣崎道一(剣道部主将)「ああ、どうした小織?」
小織「その………オレ……じゃなかった、私…」
道一「ん?」
小織「女の子になってよかった♡」
道一「……そうか」
そう言って微笑む道一の視線の先には愛らしい笑顔を浮かべている最愛の妻である小織の姿が……。
そして………。
小織「ただでさえ大好きな道一くんのお嫁さんになれたのに……それだけじゃなくって……」
そう言って小織は自身の腕の中で寝息を立てている小さな命を見てほほ笑んだ。
小織「道一くんとの子供を作ることができるなんて…………」
道一「ああ、俺もうれしいぜ小織」
小織「うん…………本当にうれしい…」
そう言った小織の瞳から一筋の涙が……。
道一「!……どうした小織!?何で泣いて……」
小織「ううん、別に悲しくって泣いたわけじゃないの。ただ……この子……娘の小鈴が大きくなるころまでこの平和な世界が続けばいいなって思っただけ」
道一「小織……………………(ん?……小鈴?)」
小織「やっぱり、思い切って摩耶に頼んで女の子にしてもらってよかった。これでもうずっと道一くんと一緒にいられるもんね♡」
道一「お、おう……」
そして沙織は道一の頬にやさしく手を添える。そしてそのまま…………。
小織「だから道一くん…………早く起きてぇぇぇぇぇぇ!お願い起きてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そう言って小織は道一の頬を思いっきりつねったのであった。
・
・
道一「は!…………イ、イテテテテテテテテ!」
小織「早く起きてよ道一くぅん!このまんまじゃ俺の宿題終わんないよぅ!」
そう言って涙目で道一の体をゆすってくるのは幼馴染の赤上小織で……。
そこで思い出す。
先日学校で小テストがあり、それが今日返却されたのだ。そして小織と通称オタク君と呼ばれる太田栗夫赤点を取ってしまった。
赤点の者たちには大量の宿題が出され、それを明日までに提出できなければ次の土曜日に補習を受けなければならないのだ。
そして補習は絶対受けたくない小織と太田は比較的成績のいい道一に協力を頼んだのだった。
そして小織の家で3人で宿題をしていたのだ。
しかし途中で力尽きた太田とそもそも宿題を提出する必要のない道一が疲労から寝落ちしてしまったのだ。
道一(…………しかし……なんて夢見てんだよ俺は……)
ちょっと赤くなる道一を気にも留めずに小織はひたすら道一に協力を要請するのだった。
太田「…………う~ん……このフィギュアは買いでござる……」
太田は太田で幸せそうな夢を見ていた。
小織「みじがずぐ~~ん!お願い!ここ教えてぇぇぇぇ!」
小織の宿題はまだ当分終わりそうもなかった。
呪文
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