怪盗VSセラちゃんのロングスカート攻防戦
「待ちなさい、怪盗ミラージュ!」
青い光の翼を展開した警官サイボーグ・セラが大広間へ飛び込む。
しかし怪盗は振り返り、にやりと笑った。
「今回は宝石じゃないわ。このロングスカートをいただくの。」
クローゼットから紺色のロングスカートを取り出し、ひらりと翻す。
「服泥棒まで始めたの!?」
「限定デザインよ。ファッションの価値を分かる人だけが持つべきなの。」
セラは飛び込み、スカートの裾をがっちり掴む。
「証拠品として押収します!」
「離しなさい!」
二人は空中でスカートを引っ張り合い。
ぐいっ!
びよーん!
生地は驚くほど丈夫で、まるで綱引き状態。
「なかなか破れないわね!」
「高級品だからです!」
怪盗はマントを翻し、セラは翼を全開にして推力を上げる。
すると――
バサッ!
クローゼットの中から別のドレスやコートまで雪崩のように落ちてきた。
「きゃっ!」
「うわっ!」
二人とも服の山に埋もれてしまう。
その隙に怪盗は、なんと最初に狙っていたロングスカートではなく、隣に掛かっていたごく普通のハンガーを一本だけ持って窓へ。
「今日はこれで十分。また会いましょう!」
煙幕が広がり、怪盗は夜空へ消えた。
服の山からようやく顔を出したセラはため息をつく。
「……ハンガーだけ?」
無線から司令の声が響く。
「セラ君、怪盗は?」
「逃げられました……ですが!」
セラはロングスカートを高く掲げる。
「スカートは無事に守りました!」
司令は少し間を置いて答える。
「……それも立派な成果、ということにしておこう。」
こうして今回も怪盗は逃走。
だが、お気に入りのロングスカートだけは、警官セラの執念によって見事に守られたのだった。
ロングスカート愛好家さんの企画
【ロンス怪盗】
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新城 優さんの企画
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