夢と幻想のゴブリン退治
決して私達は強いわけじゃない。油断してるとゴブリン相手に全滅だってあり得る。
でも、この世界で生きていくためにはモンスターを討伐してお金を稼いで強くなるしかないんだ。
「ふぅ、これで全部かな。」
ゴブリン達を殲滅してから辺りの捜索を行い、奴らの生き残りがいない事を確かめる。
一仕事終え、みんなが怪我なく生きていれた事に安堵して一気に体から力が抜ける。
街に戻る前に岩場に腰を下ろし皆で語らう。
・・・だが。
洞窟の様に行き止まりのないこの岩場を根城にしていたゴブリン達。
人間達の捜索の目をかいくぐり、身を潜めていたゴブリン達はまだかなりの数がいたのだ。
さらに、人間達の襲撃がある少し前にこの場を離れていたこのゴブリンの集団を束ねる大型のゴブリンが帰ってきた。
自分のおらぬ間に住処に入り込んできた人間達を岩場の影から憎々しげに見つめ、部下のゴブリン達に岩場一体を包囲する様に指示を出す。
人間達はこの狩場から逃げられるのだろうか?
呪文
入力なし