小説『Bonfire of Aruta』【ニャンノ世界】
『Bonfire of Aruta』
焚き火の火を眺める
THE・STORM(五女)
タロットは女教皇
名は阿龍田楓薫(あるたふうか)
焚き火飯が好きな旅人で、
イニャ市を拠点に、
焚き火の魅力やキャンプの素晴らしさをテーマにしたワークショップをニャガノの人達と共に活動している。
2225年、季節は冬、
年末、年を越すのもあっという間なのだろうと思いつつ、他の姉妹達も集い、焚き火の炎を眺めていた。
THE・ALTAIR(三女)
阿龍田稲瑠は、
阿龍田警察の長であり
THE・OPAL(四女)
阿龍田御破は、
終劇社として悪党として暗躍
THE・PRISM(次女)
阿龍田不理図無は、
斜陽学園浪漫部の顧問にして教師を務める
THE・TONE(長女)
阿龍田登寧
オキノニャラ海水浴場で海の自然を守ったり、ダイバーとして海の素晴らしさを教えている
THE・SWEET(六女)
阿龍田穂登
ニャッツァニアにある
グラピツィアウッマ学園で創作部の部長をやっている。
それぞれに歴史があり、
共通するのは、阿龍田姉妹は総じて世界に存在できた期間が過ぎ去りしほどにあっという間だということだ。
「不理図無、お疲れうゆ」
THE・ALTAIRこと、
阿龍田稲瑠が姉であるTHE・PRISMを労う
「あぁ、まぁ、これでしばらくゆっくりした時間を過ごせるよ」
肩の荷が降りたのか幾分か表情が柔らかくなっていた。
「成長したな不理図無、始めの頃はゴミ屋敷だったが、何か心境の変化でもあったのか」
THE・TONEこと、阿龍田登寧が煙草を吹かしながら、呟く。
「まぁな、生徒の姿、見てたら、不変なまんまじゃいられないよ」
と、フッと微笑んだ。
「皆、変わったけど、一番変わったのって、御破姉じゃない、どうしたの?」
THE・OPALの黒ずくめに刀を背負った姿に頷く。
皆の視線を集め、しばし言葉を考え、何があったのか端的に説明すると
「個性が欲しかったんだ」
空を見上げて呟き言葉を続ける
「阿龍田の中じゃ、私は、ゆるふわ系でやって来たけど、あの戦い、魔王軍と護衛部隊のやつをみて、変わるチャンスかなと思って、こうなった」
「わかるうゆ」
頷く阿龍田稲瑠が同意する。
そして、他の姉妹もウンウンと頷いた。
「楓薫にもいずれ分かる時がくるうゆ」
「稲瑠姉もオーラが凄いね」
経歴を振り返れば、ALTAIRの世界が滅ぶ→放浪→阿龍田警察に繋がるため、阿龍田家の父は文豪で、母は天使と、彼らのルーツを辿れば、壮大な神話になるのではないかとも感じさせていた。
「焚き火は落ち着くうゆね」
美味しい食べ物を食べて
冬の理想的な空間に心を和ませる。
焚き火飯の時間は、違いを超えて、和やかな雰囲気に包まれる。
阿龍田穂登は、その瞬間をパシャリとカメラに納め、焚き火の時間はゆるりと過ぎていく。
明日は何があるだろうか。
焚き火のもたらすゆったりとした時間は荒廃した心を浄化させるのだった。
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