思い出して恥ずかしくて身体を隠す姪
「なんで今頃恥ずかしがってるんだよ」
ペットボトルを愛生の隣に置いた
さっきまでしていた行為の羞恥心が今頃やってきているのだろう
身体をタオルで隠して、顔を真っ赤にしてこっちを向いてくれない
「だって……オレ、なんかすごいこと言っちゃったから」
「なら、取り消すか?」
「…やだ」
愛生は涙目で答えた
「本当におじさんの赤ちゃん産みたいんだ。お嫁さんに、なりたい」
「愛生…」
「オレ、心は男だけど、おじさんを愛してるこの気持ちは、本当だから」
「ありがとうな」
俺は愛生の髪を軽くなでたあと、隣に座って引き寄せる
「俺みたいなおっさんを好きになってくれて」
「おじさん、だからだよ」
「そうか」
「オレ、まだこんなだし、赤ちゃん産むには何もかも足りないけど…」
愛生は力強い目で俺を見つめる
「オレを、おじさんだけの男に、してください」
「女じゃなくてか?」
「男だし」
そこは譲れないらしい
「ということは、お婿さんになるのかな」
「どっちでもいいよ」
ちゅ
そっと、ほっぺにキスをする
「愛生は愛生だ。俺の、大事な存在だ」
「うん」
「俺が生きている限りは、愛生は俺のだ」
「うん。オレは、おじさんのだよ」
「そしていつか、子供作って、その子と俺の介護をしてくれ」
「なんだよそれー」
泣きながら笑う愛生
「そして、笑いながら死んでいく。それが俺のささやかな望みだ」
「おじさん」
「俺の望み、叶えてくれるか?」
「うん。オレが叶えるよ」
愛生が俺に抱き着いてくる
まだまだ小さい、女の子の身体
「いつか、オレがおじさんの子供を産んで、その子たちと一緒に、おじさんを看取る」
「ああ。それまで、勝手に逝くなよ?」
「順番、だね」
互いに笑い合う
幸せとは、こういう瞬間のことを言うのだろう
「…寝るか」
「しないの?」
「しない…俺はおじさんだからな。ちゃんと寝ないと」
「あはは…一緒寝ていい?」
「当たり前なことを聞くな」
「うん…好き」
今日はいい夢が見れそうだ
こんな感じ
呪文
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