猫カフェ (マヨイガ)
私は今まで良い事などなかった。父親が誰かわからない。母親の連れてくる父親は何人いただろう。
朝起きると毎朝テーブルに千円札が1枚置いてある。それが私の1日の生活費のすべてだった。
ある夜、隣の部屋から恐ろしいことを聞いた。私を売る話だった。
そのまま、家を飛び出した。走って走って、走っていたら急に地面が無くなった。
崖だった。それからの意識はない。
私は一気に紅茶を飲みほした。頭がクラクラし、眩暈がした。
そして、ぴょんと頭から耳が生えた。元の耳はある。触ると以前飼っていた猫と同じ感触があった。
目の前の黒猫は、普通の猫の大きさになっていた。
「あーあ、飲んじゃったなあ・・・。まあ、いいか。ようこそマヨイガへ、真紀」
目の前の猫は、3年前に死んだ飼猫だった。
私の眼から涙が溢れた・・・。
翌日発見された崖から転落した少女は、頭を強く打ってはいたが、外傷はほとんどなかった。
意識不明のまま目覚めない彼女に医師は首をかしげる。
「怪我は大したことないのに目覚めない。まるで目覚めることを拒否しているみたいだ」医師は呟いた。
そう、少女は覚めない夢を見続けているのだ。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 20
- Scale 5
- Seed 3968004297
- Sampler k_euler_ancestral
- Strength 0.8
- Noise 0.1
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