衣替えで冬支度を進めているはずなのにふわふわでぬくぬくで肌触りがやけに良すぎる冬物たちの誘惑にあっさり心を持っていかれてしまい軽い気持ち…
衣替えで冬支度を進めているはずなのにふわふわでぬくぬくで肌触りがやけに良すぎる冬物たちの誘惑にあっさり心を持っていかれてしまい軽い気持ちで少しだけ触ろうかなと思った瞬間もうだめで気づけばセーターやマフラーやニット帽やもこもこ素材の衣類を次から次へと床いっぱいに広げて敷き詰めてどこを押しても沈み込む柔らかいモフモフの海が完成してその真ん中へダイブするようにごろんと寝転んで両手両足ぜんぶで温もりを味わいながら毛糸の匂いや少し乾いた冬物特有の優しい繊維の香りに包まれてついほわぁっと目を細めてしまい気づけば海の中でモフモフがモフモフと絡み合い服たち同士もふわふわ手を取り合って仲良し架け橋平和が一番 あらそい いさかい見たくないという優しい世界が広がっていってその中で尻尾をぱたぱた揺らしながら至福の表情を浮かべるモフモフキツネ
呪文
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