女騎士、闇に堕ちる
詰所の水樽に毒薬を投げ込んでしまい
同僚の騎士たち全員を全滅させた。
勿論、騎士団長も同じ水を飲んだ。
死にゆく彼女の許嫁の騎士団長の姿を目の当たりにした女騎士は我に返り、
命の灯の消えた彼の身体を抱えてうずくまった
「私は何という事を、何という事をしてしまったのだ」
頭の隅で魔法使いはささやく
「そうだお前が、しでかしたのだ」
「私は悪くない、悪くない、私は操られていたんだから」
「いいや違うぞ。私はお前の望みをかなえてやったのだ、お前も知っていよう、彼は突如、持ち上がった王女との結婚話に有頂天となり、お前との許嫁を解消しようと考えていた。お前はそれが許せなかった
お前は彼を独り占めにしたかったのだろう、良かったではないか、彼の魂はお前のものだ」
さあ、彼の首を切って、どこぞでも立ち去ればよい
狂気と嫉妬に狂った女騎士よ
彼女は魔法使いのささやきに従い彼の首を斬り夜の闇へと消えていった
翌朝、城の衛兵が騎士たちの亡骸を発見した時、ただ騎士団長だけ怪我も何もなく無傷で発見された
そして女騎士の姿がなかった
騎士団長は目覚めたのち昨日の惨事を語った
そして、自分は彼女に目論見に気付いて止めようとしたが、不覚にも睡眠薬を飲まされて倒れてしまった。
そして、すべての罪が女騎士に着せられ、数年の後、その騎士は王女と結婚をして
王の逝去の後、王国を継いだ。
読者の方々は疑問に思ったはずだ、たしかに女騎士は彼を殺し首を切ったのだ
それがなぜ、朝には無傷となり生き返り、女騎士がいないのだ
そうだ、もうあなた方は気づいているだろう
その王女と結婚した騎士団長の真の姿が誰なのか
魔法使いは王女と王国を簒奪したのだ
呪文
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- Steps 70
- Scale 15
- Seed 400407621
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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