【樹海のかみさま】樹海に呑まれた北湊の終焉
【ハーメルン掲載】紫陽花の季節に会いましょう著:樹海のかみさま ーメス堕ちENDを回避したい男の娘ヒロインは闇堕ちしてみることにしたー1章15話:北湊の滅亡よりインスパイア
視界には樹海が広がっていた。
いや、それだけなら2ヶ月で見慣れた光景。
けれど違う。決定的に違う。随所に見覚えがある。あのビルも、あの学校も、あっちの図書館も、あの市役所も、あのショッピングモールも。
ーー北湊市はいま、樹海によって呑み込まれていた。
「これ、は…………」
「壮観だよね〜。もうすぐあの建物も全部破壊して樹海が飲み込んでくれる。木々が全てを覆い尽くしてくれる。これが次の街もその次の街も飲み込んでいく。文字通りこの国を樹の海に変えてくれるよ」
「え、え、え……?」
かみさまは、あの時のニコラとは比べ物にならないくらい邪悪で、なおかつ狂おしいほどに美しい笑みを浮かべていた。
そんな彼女に見惚れつつ、僕は真実を尋ねなくてはという義務感に駆られていた。
「あの、いま、何日ですか。あれから……」
「あれから半年経ったね。お誕生日おめでとうほの囮!」
「"半年"!? "半日"ではなく!? え、そんなに眠ってたんですか僕!」
「私なんか70年も眠ってたんだよ? むしろ早起きさんだよ〜」
「神基準やめてください時間の概念ガバガバなんで!」
そしてこれが、半年後の世界。
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