星の国にて
……最後は全力疾走だったけど。間に合った。
「ぎりぎりまで引き止めちゃった……バスターミナルからお家までは大丈夫?」
……姉に迎えに来てもらうように頼んだ。車出してくれるって。
「よかったぁ」
チャットの文面からも安堵した様子が伝わってくる。
テーマパークでナイトパレードを見物したあと、彼女たちとは別行動になった。
女子はテーマパーク隣接のホテルで「お泊り会」で、唯一の男子は高速バスで帰宅するという計画だったのはいいけれど、なんだかずるずるとバスの最終ちかくまで彼女とその親友たちと一緒にいてしまったのだった。
……それにしても優待でツインを2部屋もとれるって凄いね。
「うん、あのコ、お金持ちなのは知ってたけど……ちょっとびっくりだね」
姉にこのことを伝えたら「絶対仲良くしておきなさい。優待取るには1000万円くらいかかってる」と食いつき気味で返信されたことは黙っておくことにした。
それに、キミにはもっと大事なことを伝えなければならないのだから。
……あの、気づいてる?
「なにが?」
……さっきからグループチャットにキミの親友たちが投稿している写真のこと。
「え?へ?あー」唐突に途絶える会話。
そう。グループチャットにはバスタオル姿の彼女たちがいろんなポーズの写真を流していたのだった。
「もう!『つけてない』のはいいとして『履いてない』のはだめでしょ!」
「信じられない!オマエのカノジョにバスタオル『めくって』確認されたぞ!」
「ああもうお嫁に行けないよ!」
「自重しなさい!すぐ消す!」
「はいはい」
高速バスの座席から眺めるタイムラインはとても華やかで楽しそうだった。
そこにキミからのメッセージ。
開いて苦笑する。
そこにはバスタオル姿で自撮りするキミ。
そしてメッセージ。
「次は一緒にお泊りしたいね」
「旅行」企画で温泉を考えていたときにテストしていたプロンプトを流用しました。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 70
- Scale 8.0
- Seed 902102639
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength
- Noise
- Steps 70
- Scale 8.0
- Seed 902102639
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras