【夢エリ】小説『怪注時計局の観測的考察』【ニャンノ世界】
『怪注時計局の観測的考察』
光(兎王国・猫帝国)と闇(魔王軍)の戦いは夢幻宮が更なる
円環の輪(ワルプルギスの夜)或いは
メビウスの輪の如く、
どちらか一方が勝利を治めるかは夢幻宮にとっては階層を更に飛躍させる存在だとして、静観している物事を視聴しているのだということが…
斜陽学園 浪漫部
および、その他の
協力組織(才色協会や柊財閥など)
の探索によって得られた情報である。
夢幻宮は兎王国・猫帝国に
とっては、魔王軍が生み出したものという見方を示していたが、
魔王軍側には常夜将軍の一角として、潜りこんでいた諜報員 常夜監督/役写常夜と 役写叶絵の2人が
全国悪人面集会 終劇社に、映画制作の中に組織でしか分かり得ない、暗号を付与させていた
(やさいせいかつ→やさしいせかい など)
謎の存在であり、実態が掴めなかったのは、この為であり、
おかげで夢幻宮の存在は
魔王軍の根城ではなく、
あくまで元からあった場所を
一時拠点にしたのみだった。
ただし、情報は正確ではなく
あくまで考察の範囲であり、
確実ではない…
しかして、魔王軍以外にも
脅威となるものが夢幻宮より
現れて…存在が明確となる!
〈兵どもが夢の跡〉
この言葉が夢幻宮の真相を知る
手掛かりとなったのは、
不動ユリが苦悶毅と対峙した
時のことである。
苦悶毅は芯解 ?疑壊苦滅と共に
トリックスター的に自身の悩みを
厄災として昇華させ、更なる混沌を望み、夢幻宮の階層は
遥か彼方まで続いていった。
そして、彼の影より
出でし、〈兵どもが夢の跡〉と
呟き現れる真っ暗な武人達
古今東西、様々な姿をした
なれど、空虚なる影が襲いくる
其らは夢幻厄災と呼ばれ、
Blau協会が現在、対峙しているBlackCellBall系統もまた、
夢幻厄災として成り代わった…
また、光と闇の戦争に
おいて、伏した者らも
同様に夢幻厄災へと
形を変えて
王国・帝国連合軍 や魔王軍
に攻撃を開始し、
厄災は収まるどころか
増加していくばかりであるとの
報告が見受けられた。
以上のことから、
夢幻塔事件解決の鍵は
相互理解によるものが
必要であり、
其にはイチイ使いの勇者
相対す魔王軍にも同様の考えをもった存在が鍵を握るとして、
調査を進めている。
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