卒業式後の教室
学生たちは皆、キャーキャー騒ぎながら家路についた。
私は誰もいない教室にひとり席に着く。
黒板には彼らが残した様々なメッセージがあった。
私はそれを何枚か写真に収めると黒板消しでゆっくりと消していく。
私から彼らへの最後の仕事を行う。
それは・・・彼らを忘れることだ。
もう彼らは学園には戻らない。彼らは、もう部外者なのだ。
彼らの存在を黒板消しで消すように私も記憶をリセットするのだ。
彼らの将来に幸多からんことを祈りながら・・・
※新城は教員ではありませんが、某大学の学生部事務員をしています。
見慣れた学生が卒業していくのは、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちでございます。
でも4月には新入生が入ってきます。また新しい学生と出会います。
この教室にいる男性教員も4月には新入生を迎えるのでしょう。
どんなに親密だったとしても、卒業すれば部外者となります。
それを黒板のメッセージを消すことで清算するのは、密かに共感するのでございます。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 20
- Scale 5
- Seed 3630053178
- Sampler k_euler_ancestral
- Strength 0.8
- Noise 0.1
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