幼馴染の金髪ツインテールが聖女に選ばれた件
僕が生まれ育った場所は王都から遥かに遠い辺境のド田舎、完全に村だ。領主も普通に農作業している様な場所だ。
領主の子供である彼女も普通に村の子供と遊んでいた。
僕と彼女が仲良くなったのは生まれた時期が近く、互いの母親が共に子育てをして仲良くなったからだ。
そんなある日、彼女は王都にある貴族の学園に通うことになった。
ああ、これでお別れだ。僕は胸にチクリと感じる痛みを抑え込んだ。
彼女が王都に行ってから一年と少し経った。
学園に入学したはずの彼女は何故か『聖女』と呼ばれる存在になっていた。
そして、村に帰ってくるなり僕を世話係に任命した。
何故そうなるのか、混乱した僕は彼女に問いただす。
「く・ち・ご・た・え・しない!」
一蹴された。
「黙って私についてきなさい!」
それって男のセリフじゃないかな?
呪文
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