小説『What is Rabbit's Answer』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『What is Rabbit's Answer』
音楽、文学、創作において、
猫の主人は手に付かないほど
慟哭に苦しんでいた時がある。
頭の中にノイズがありつつ…
そのノイズの炎を
どうにかしたくて
書いては消して
書いては消して
ノイズの炎で
頭が可笑しくなって
しまいそうなほど、
錆びついていくネジ
傷ついた翼を
悲しみの雨で
癒していく
日々、誰かの為に
言葉を紡ぐってのは
簡単じゃないし、
物語を紡ぐってのも
心血を注いで
構築してきたのだから
猫の主人は
其を忘れないように
紡いで構成していきたいと
思うのだった。
何かを成すためには、
根っこのところは
善であることは知っているし
心の底から
邪な気持ちからではないことも
知っているし
なればこそ、
この漆黒に満ちた炎を
いつまでも背負っていたら
けれど、この怒りの炎が
衝動があったことは
消しゴムで消えて
はい、終わりといった
話ではないし
この悲しみの気持ちや
様々に抱く思いを胸に
様々な世界で
健やかに暮らせれば
よいのだと願っている
戦争ではなく
創作が紡ぎしVerse
その一点に向かって
冥土ウサギは
ノイズなまんまで
しかし、芯を持って
物語を集約させた
音楽を展開するのだ。
呪文
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