アヤナギ荘の日常 #28 -Everyday Ayanagiso-
潮の香りとともに活気ある声が響いていた。
海沿いには干物や海鮮丼を扱う店が並び、
観光客でにぎわっている。
「わぁ…すごいですね、活気があります!」
シロキは目を輝かせてあちこちを見て回る。
「お、シロ、向こうに占い屋もあるぞ」
古びた占い小屋を見つけたクロキがにやりと笑う。
「えぇ⁉ ここに来て占いですか……」
「なんだ、やらんのか?」
「べ、別にそういうわけでは……!」
「あーしらわざわざ占いしに出掛けたりせんし、
これも旅の思い出だろ?ほらほら入った入った!」
「ちょっとクロ⁈」
背後から押され、
投げ入れられるようにシロキは占い小屋へ。
中には、年配の女性が座っていた。
「おやおやいらっしゃい。
何かみたいものの希望はあるかえ?」
「あ、え?…う~ん」
「では…あなたの“恋運”を占いましょう」
「え、恋愛⁉ い、いえ、あたしは別に……!」
すでにカードはめくられ、占い師はにっこり微笑む。
そこから少し経ち、
シロキは顔を真っ赤にして小屋から出てきた。
「んー?どした、そんなゆでタコみたいな顔して」
「いえ別に!なんでもないですよ!」
「そか… …えい!」
パシャッとシャッター音。
「ひゃっ⁉ ちょ、クロ!」
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