【技術解説】inpaint後に元絵と差分をアップスケールしたときに破綻を防ぐ方法(tiled diffusion)
1)Extrasからアップスケール → 全くブレないけど書き込みも増えない
2)アップスケールしてimg2img → denoisingが低いと書き込み増えないが、高いと元絵と差分でブレてくる
3)他の方法 → 致命的に破綻する等
と困っていたところ、Tiled Diffusionを使えばそこそこ良さそうなので紹介します。
!!!前提としてSeed値、サンプラー、Step等の設定を固定すること!!!
1~3枚目 元絵と差分
4~6枚目 Extrasでアップスケールしてimg2imgをかけたもの
7~9枚目 img2imgでTiled Diffusionを使ったもの
ただのimg2imgではSeed値が同じでもわずかに色がずれたり、線が変わったりしているのに対して、Tiled Diffusionではパッと見完全に一致(よく見るとちょっと違う)レベルになってると思います。
Seed値などの設定を維持するためには、
【10枚目】img2imgの各種設定を行ったあと、
【11枚目】PNG info でプロンプトのみをコピペ(send to img2imgを使うと設定がずれるので使わない)、
【12枚目】img2imgの対象画像を入れ替える
でいけます。
質問などあればコメントにお気軽にどうぞ。
追記:Tiled Diffusionを使うときはNoise Inversionも有効にしないとだめっぽい。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 40
- Scale 7
- Seed 1465781077
- Sampler Euler a
- Strength
- Noise
- Steps 40
- Scale 7
- Seed 1465781077
- Sampler Euler a