【ゲイ向け】エレベーターでkiss【性行為あり】
から続く
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都会の喧騒を背に、オレ、ヨウタロウは週末を彼氏のダイスケのマンションで過ごす。24歳、性自認も恋愛対象も男性――つまり、ゲイ。土日はハンドボールを置いて、彼との時間を重ねる。
ダイスケは26歳。黒髪にラクロスの筋肉、土日はオレのために空けてくれる。彼は女性にもゲイ男性にもモテる。だけど、そんな彼の隣で堂々としていられるのは、今のところオレだけだ。
彼の部屋は、都心のど真ん中にある高層マンションの一室。経済的にも自立していて、彼の部屋にはいつもオレの居場所がある。まるで、週末ごとの同棲生活のようだ。
今夜も彼の部屋に向かうエレベーターの中で、オレたちは互いを見つめ合った。静かな空間、ただ二人の呼吸と、心臓の鼓動だけが聞こえる。そして、抑えきれない衝動に駆られるように、彼との距離を縮める。
マンションのエレベーターで、静寂が支配するその密室には、オレたちの熱だけが満ちていた。ダイスケの瞳は、いつもよりも深い闇を孕んでいて、それがオレの心を容赦なく掻き乱す。彼の視線は、オレの全てを見透かすかのようだ。
「待てない」と彼の声が低く響き、その言葉がオレの理性の糸を断ち切った。エレベーターの数字が上昇するごとに、オレたちの間の緊張は高まる一方。彼の手がオレの腰に回り、力強く引き寄せる。オレの手は自然と彼の背中をなぞり、彼の肌の熱を指先で感じ取る。
そして、避けられない衝動に駆られ、彼の唇がオレの唇に触れた瞬間、オレたちの世界は爆発した。彼のキスは熱く、激しく、情熱的で、オレたちは周りが見えなくなる。彼の舌がオレの口内を要求し、オレは喜んで応じる。二人の息が混ざり合い、エレベーターの中の空気が熱を帯びていく。
四方を鋼鉄に囲まれた小さな空間で、オレたちは世界を忘れ、ただ互いの存在に没頭していた。彼のキスはオレの意識を完全に奪い、焦燥と欲望が混ざり合う中で、彼の唇と舌の動きがオレを導く。彼のたくましい腕がオレの体を支配し、オレはその力強さに身を委ねる。壁に手をつきながら、オレたちの間のすべての境界線が消え去った。
ダイスケはオレの首筋に熱い息を吹きかけ、その度にオレの体は震え上がる。彼の唇がオレの肌を這い、それはまるで炎が紙の上を這うように、オレの中で何かを燃やし尽くそうとする。エレベーターが目的の階に到達するまでのわずかな時間に、オレたちは自分たちの世界に没頭し、その短い旅路が終わることを願わなかった。
ドアが開いたとき、オレたちは現実世界に戻された。しかし、そのキスはオレたちの間に新たな約束を刻み込んだ。今夜、オレたちの絆は、言葉にはできないほど深く、熱く、情熱的に結ばれているのだった。
呪文
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