いにしえの覇者
人物を合体させて、あしゅら男爵にするのは気が向かず、企画要綱はあくまで
「2つのイラストを合体すること」という事でしたので、人物と背景を
別個に生成後合成してみました。
騎士とドラゴンのよくある設定ですが一括生成だと、技量不足もあり、なかなか
思い描くようなイメージの生成ができた事がありませんでした。これを機に
それぞれ得意なプラットフォームで生成し合成してみては、と考えた訳です。
まず騎士は、ちちぷい生成では個人的に一番評価の高いDIRTで、縦長生成
1024×1536pixelの画像を得ます(画像2枚目)。
これをSDXLでi2iして、解像度とディテールをアップ後、Photoshopでいつもの横長3:2比率
に変更し、生じた左右の余白をPhotoshopのAI生成機能である、「生成塗りつぶし」
コマンドで埋めて、これだけでも作品として成立するよう完成させておきます。(画像3枚目)。
次に背景は、ファンタジー世界観の雰囲気ある表現を簡単に得られるDALL・E3を使って
2段階生成 、1792×1024pixelの画像を得ます。(画像4枚目)
これもSDXLでi2iしてディテールアップ後、反転させて完成。(画像5枚目)
左右反転したのは、光源の方向を一致させる為で、騎士の方を反転させると
剣と盾を持つ手が逆になるからです。
ここから合成作業です。まず騎士完成画像から人物のみの切り出し、これはPhotoshop
のAI機能である「被写体を選択」コマンドを使います。この機能Adobeのクラウドサーバー
へ画像を送って処理するらしいのですが、今年になってからのバージョンアップで選択精度
が大幅に向上しており、以前は選択後ペンタブでの手動修整必須だったのに、そういった
手間が殆ど不要になっていて、こういったところにもAIの進化を感じますw
切り出した騎士のみ画像を、右側をトリミングした背景画像にレイヤー合成配置して、
輝度、色調をレイヤーマスク調整、ライトエフェクトを加えて馴染ませ完成。(1枚目)
人物:ちちぷいUL生成でDIRT → SDXLでi2i
背景:Microsoft Image Creator DALL・E3 → SDXLでi2i
合成:Photoshop
こんな感じです。
呪文
入力なし