ナツキは素晴らしい妹
昼間の件があり、メンバーやスタッフにちやほやナツキが羨ましく、少し嫉妬しているナツミ。
ナツキ、Four seasonsと会う
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ナツキ「ナツミ姉、家に泊めてくれてありがとう。ホテルやとお金シかかるけんね。後、シャンプーとトリートメント忘れたもんで借ってしもうた。よか匂いするね。so good!。うちも今度買うてみる。さすが国民的アイドルやけん。」
ナツミ「・・・そう・・」
ナツキ「(あれ、ナツミ姉、昼間の撮影から元気ないなあ。疲れてるのかな??・・そうだ!!)」
ナツキ「ナツミ姉!撮影午後からやったよね。うち朝早う出てしまうけん、午前の研究発表会終わったらそのまま福岡へ戻るけん。寝てしもうたらこれでさよならやね。また近かうちに東京来るけん、また家に泊めんしゃい。おやすみなさい。See You Soon」
ナツミ「お、おやすみなさい・・またね」
ナツミ「(なんか、妹のペースに合わせてたら疲れたな。結局この子は昔から人に好かれるし、勉強できるし、身長高いし、かわいいし・・羨ましい。昔から両親もナツキばかりを褒めて、可愛がっていたしな・・私をからかいに東京にきたのかしら・・それとも、リケジョ女子で研究職をしながらアイドルみたいに、ちやほやされたかったのかな??・・そう思うと腹立ってきたな・・・)」
次の日の午後。『Four Seasons病院』の撮影現場。
昨日、ナツキが現場に現れてからというもの、スタッフ達に「ナツミの妹かわいい!」「ナツキちゃんもアイドル向きじゃん?」と話題になっていた。
ナツミ「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」
ナツミが現場に訪れる。現場にはハルネと、福岡に帰ったはずのナツキの姿が。
ハルネ「あ、ナツミ!これ凄いよ。ナツキちゃんが差し入れで手作りのケーキを持ってきてくれたのよ。凄いよね。私もケーキ作るけどそれよりクオリティーが高くて・・・」
ハルネが話している途中で、ナツミがナツキに少し強めの口調で話す。
ナツミ「なに・これ??どういうつもり?あんた午後、福岡に帰るって言ってたよね?それなのにケーキ作ってきました??私の部屋借りておきながら??何?そこまでして、すごーい!スイーツも作れるの?とか、ちやほやされたかったの?」
ハルネ「な、ナツミどうしたの・・??」
ナツキ「こ、これはあのね・・」
ナツミ「あんたは、昔からなんでもできたわよね!それでみんなに褒められて・・両親もナツキのことばっかり褒めて・・・私だって褒められたかったのに・・ちやほやされたかったのに・・」
ナツキ「ぶ、ぶぇ〜ん!ち、ちがうもん!うち褒められとうしてケーキ作ったんやなかばい。いつも頑張っとーナツミちゃんが疲れとったけん甘かもんば食べしゃしぇちゃりたかけん、今日朝早う起きてこっそりとケーキ作っとったと・・・ぐすん・・」
ナツキは子供のように泣きじゃくった。
完璧菜妹が子供のように泣きじゃくるその姿は姉は初めて見る光景だった・・
ナツミ「え、え?そうなの??」
ナツミは冷静になり、ナツキをなだめた。
フユキ「ナツミちゃん。また忙しくて余裕がなくなってるわよ。ナツキちゃんの言う通り、このケーキはナツミちゃんのために研究発表の準備が忙しいのに朝早くから作ったそうよ。なんてかわいい姉想いの妹なの。」
ナツキ「ぐすん。私大好きなお姉ちゃんがそんな風に思ってたなんてSHOCKばい・・。うち昔からなんでん出来とった?違うばい。うち歌もダンスも音楽も下手くそでナツミ姉が羨ましかった・・・。お姉ちゃんにはこういった事は敵わんけん、勉強や料理、掃除とかなら出来るて思うて、ちかっぱ頑張ったとよ。」
ナツミ「な、ナツキ・・ごめん。勝手な想像して怒って・・」
ナツキ「ううん。うちもごめん。変なウソついてしもうて。後ね、両親うちばちやほやしとったかもしれんばってん、ナツミ姉もばり好きなはずばい。今んアイドル活動最初は反対しとったかもしれんばってん、テレビやネット配信、ラジオは全て見て聴いとーし、出演した際は全部録画して保管しとーし。そげんナツミ姉が羨ましかよ。とってもすいとうよ。ナツミ姉。ケーキ食べよ」
ナツミ「ナツキありがとう。私も大好き♡」
ナツミ「あ、スタッフの皆さんごめんなさい。ちょっと姉妹でケンカしてしまいましたが、この通り仲がいいですのでご安心を。自慢の妹が作ったケーキです。皆さんで食べましょう✨️」
その後、福岡に戻るナツキを駅で見送るナツミ
ナツキ「えっとね、うち昔からナツミ姉が羨ましかったとは事実・・。ちょっとどっかで嫉妬はしとったかもしれん。」
ナツキ「ばってん、こん数日ナツミ姉ば見て思うた。ナツミは絶対エースんオーラが凄かった。うちは敵わない・・」
ナツミ「そんなことないよ。私は昔から色々できるナツキは凄いと思うし。尊敬もしてるよ。」
ナツキ「えへへ。もう行くね。また夏ごろに来るばい。カエデちゃんの実家ん会社も見学しにいきたかし。体大事にね。Bye Bye see you soon!」
ナツミ「まだ、就職決まった訳ではないのに、ちゃっかりしてるね(笑)うんそっちも、身体気をつけてね。」
こうしてナツキは福岡に帰っていきました。
一方こちらはドラマの撮影スタジオにて
スタッフA「あれ、アキナちゃん今日も休みなの?」
スタッフB「うんそうらしい。最近元気ない日が多いから心配です・・」
次回、〜アキナ少し休憩編〜
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