GPU学園帰宅部 #04 ウイルス襲来!?緊急出動せよ!
ホログラムがちらつき、エレベーターは突如停止。授業用AIも誤作動を起こす。
日常に紛れて、異常は静かに侵食を始めていた──
そして、ついに。
【 emergency emergency 】
【 セキュリティレベル4発令 】
【 外部ウイルス侵入を確認 】
甲高い警報が、学園全体に響き渡る。
「な、なにこれ!?」
部室のソファでぐでーっとしていた美桜ちゃんが、勢いよく飛び起きた。
「……どうやら、GPU学園にウイルスが侵入してるみたい」
美優ちゃんは落ち着いた様子で、ホログラムを操作する。
画面には、真っ赤に点滅するセキュリティマップが浮かんでいた。
「ウイルス発生!? じゃあ──これはもう、緊急出動だねっ!!」
美桜ちゃんの表情が一変。さっきまでの気の抜けた姿は跡形もなく、
その瞳には鋭い光が宿る。
「美優ちゃん、サポートお願いっ!」
「……了解。バックアップ体制、起動するよ」
床面に淡く広がる青い光。
ホログラムのウィンドウがいくつも宙に浮かび、空間に電子の海が拡がっていく。
――装備展開開始。転送シーケンス起動。
バシュッ、と鋭い音が鳴り、空間から光の粒子が収束してくる。
まずは腕部ユニット。
蒼白い閃光の中、前腕部に鋭角的なアーマーが自動的に装着され、内蔵されたエネルギージェネレーターが小さく起動音を発する。
続いて脚部アーマーが転送。
足元から駆け上がる光が、装甲と補助スラスターを形成し、美桜ちゃんの動きを支える機動ユニットへと変化する。
背中では金属製の翼ユニットが展開。
ブレード状のウィングがシュバッと左右に開き、展開と同時に淡く青い推進粒子が舞い散る。
電子の羽ばたきが空気を震わせ、部室全体に緊張感が走る。
そして最後に、主武装が転送される――
右手に握られるのは高出力ビームライフル。
細身ながら洗練されたシルエットに、淡く揺らめく光のコアが埋め込まれている。
左腰にはエネルギーブレードを展開可能なビームサーベル。
柄の部分からシュッと淡い蒼白の刃が生まれ、空気を震わせるような軽い振動が伝わる。
「帰宅部所属・美桜。これより、緊急任務に出撃しますっ!!」
普段は自由奔放で、トラブルメーカーとさえ言われる帰宅部。
しかし、学園が危機に陥ったそのとき──
彼女たちは“真の姿”を現す。
学園を守る影の守護者として。
GPU学園帰宅部、出撃開始──!!
続く
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