白昼の偵察飛行、または遊覧飛行
浮遊式フライトポッドもその一つだ。
本来、私たちの世界でいうドローンのようにも機能するものだが、セントレイクの民はしばしばこれに騎乗した。
高高度飛行時には気圧や酸素の問題も生じたが、エルフ族の呼吸にまつわる魔法を駆使すれば造作もないことであった。
シラクレナの山岳地帯奥深くに接近する偵察ポッド。
『節穴覗きの』ミーメはポッドの上であくびをしていた。
「ふああああ。ほんま、ポカポカいい天気やね」
ミーメは目をこすりながら、ポッドに思念波を送ってコントロールする。
「綺麗なお城だねえー」
日に照らされた、シラクレナの白亜の巨城。
「戦争なんてせんと、ただの観光飛行ならよかってんけどなー」
緊張感のない声。
「…ほんま、戦わんで済まんのかな……」
=====
DALL E3です。ほんと、和文プロンプトでこの出来は感動するわ……!
みんな、なかよくしよ!?
(残虐性で18禁付きそうな戦いの投稿を横目に見ながら)
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。