【予告】寒村の娘たち
さ、寒いッ!
冬本番、深々と降り積もる雪道の中、あなたはココロの中で叫んだ。
所謂異世界転生ではなく、謎の召喚術によってとある王国に呼び出されたものの「思ってたんと違う……」と、無責任に放り出されその後紆余曲折を経て冒険者となり現在に至る。
召喚時にこの世界で使える言語能力が付与されていたのと、内在魔力のキャパシティとやらが多かったのが幸いして何とか食うには困らなかった。
町で出会った胡散臭い魔法使い……名をクヮン・ダーリオと言ったか? から様々な呪文の扱い方を伝授されたのも大きい。
「そうだ、同郷のよしみで教えて進ぜよう」
斯様な勿体つけた切り出し方が、クヮンの口癖だった。
「コレから本格的な冬がやって来る。冬籠りをするのにとーっても【良い村】があるんだ……」
何でもそこは女しか産まれない呪われた土地との事で、健康で無害な男なら誰でも大歓迎(意味深)してくれる……のだとか。
「雪深い寒村でな、行くなら早めにしたほうがいいゾ〜」
正直、眉唾ものだ。
だが彼はスケベ情報と魔法について嘘を吐いた事がない。かくしてあなたは半信半疑ながら件の地へと歩みを進めていくのであった。
その先にどスケベなディアンドル娘達の待つ、寒村へ向かって……
【冬籠り ディアンドル娘と即H 編】
【第1話はこちら】
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呪文
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