小説『シンジン、パトロールうゆ!』【ニャンノ世界】
『シンジン、パトロールうゆ!』
今日はシンジンとGPU学園でパトロールをすることに暑かったからか…
クーリング部の力を借りて
何とかここに立つことが出来た。
「突発的うゆか?」
「いえいえ、そんな…阿龍田さんはすごいっす!」
「シンジン、TCのエンジン貯めにいくから、その間、周囲の警戒よろしく」
TCとはToilet Carの略で
このパトカーは動物の出す尿や便で動く画期的なエコカーなのである。
臭気的な問題は解決しており、
その際は生体細胞、緑色生体細胞が
空気を循環してくれるのだ。
「すごいな…いつもながらに、阿龍田さんの癖が凄いわ」
ボソリと呟くシンジン
思えばTCにエンジンを供給する姿を見てから心を奪われてしまっていた。
あの光景をラッキースケベというか
その姿を見てから、忘れじの記憶となって
今でも再生されていた。
「シンジン、ムッツリスケベだな」
「いえ、そんな、顔に書いてるうゆ!」
「えっあっはい!」
「今日の晩御飯はうゆで決まりだ!これでいいだろう!シンジン」
晩御飯は阿龍田本人ではなく
阿龍田ラーメンのことだ
しかし、このラーメン、とてつもなく狂気に溢れていて、
「今日もネオ越夜隊を単と狩れてよかったうゆ…おまけにうゆのクローンの鮮度もよくて、うまいラーメンができるうゆね」
「クレイジーですよね、阿龍田さん」
「狂気じゃあなくちゃやってけんよシンジン」
そう、ここはGPU学園という名の仮想世界、なれど、本質的にはニャンノ世界をモデルにしたのだから、魂の在り方も
阿龍田は阿龍田のままであった。
呪文
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