【健全NL】社会科の発表会の準備【ショーキ×きよか】
「きよかちゃん、これ見てみて。ここに山があって、川がこう流れてるんだ。」
ショーキくんが指差した場所を見ると、私たちの手がふいに触れ合った。その瞬間、私たちはお互いを見つめ合った。彼の目はラグビーボールのように青くて大きかった。
「あっ、ご、ごめんね、わざとじゃなくて…」
「いや、大丈夫だよ。きよかちゃわが触れてくれたの、嬉しいかも。」
私たちは照れくさそうに笑い、また地図に目を落とした。でもその後、私たちの指は何度も偶然を装って触れ合った。発表会の準備をする中で、私たちは何か新しい発見をしたような気がした。それは地図上の地理的な発見ではなく、もっと心地よい、暖かい発見だった。
呪文
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