魔界戦記ディスガイア ラハール
魔界の片隅、瘴気が渦巻く荒野。
そこでは、何者かの手によって蘇らされた下級ゾンビたちが、気ままに魔界の住人を襲い、騒ぎを起こしていた。
「おいおい、なんだこの腐った肉の塊は。見てるだけで吐き気がするぜ!」
傲慢な笑い声を響かせ、空から降臨したのは……なぜか、堕天使フロンの衣装を纏った魔王ラハールだった。フロンの衣装は小柄なラハールの体には少々大きすぎるが、彼が魔力を込めて着こなしているため、奇妙な威圧感を放っている。
「愛? そんなモン、この拳で叩き潰してやる!」
ラハールの手には、いつもの魔剣ではなく、フロンが愛用しているのと同型の杖が握られている……が、彼はその杖で魔法を放つのではなく、重たい鈍器のようにしてゾンビの頭を強打していた。
戦闘の記録
ラハールの一撃:
「この俺様が着る服に文句があるやつは、地獄の底まで案内してやる!」
杖を振り下ろすたびに、鈍い音とともにゾンビの首が飛び、地面に泥が散る。堕天使の衣装が返り血で黒く染まっていくが、本人は気にした様子もない。
「愛」のポーズ(?)の誤用:
ゾンビの群れに囲まれると、ラハールはフロン特有の「愛のポーズ」を模倣する。しかし、そこから放たれるのは癒やしの光ではなく、高圧的な魔力放出による大爆発だった。
「愛だの恋だの、全部まとめて吹き飛べェーーッ!」
結末:
数分後、そこにはゾンビの残骸すら残らない、静まり返った荒野だけが広がっていた。
戦闘終了後
「ふん、堕天使の服を着てりゃ少しは淑やかになれるかと思ったが……やっぱり、暴力こそが最高の結果を生むな!」
ラハールはフロンのひらひらした上着を乱暴に払いのけ、不満そうに鼻を鳴らす。
「……おい、エトナ! 見てたんだろ? さっさと出てきてこの服を脱がせろ! 動きにくくてやってられん!」
物陰からあきれ顔でエトナが現れ、魔王の「可愛らしい」姿を見てクスクスと笑う。
「はいはい、魔王様。次はちゃんとサイズ合わせますから、少しは『愛』を学んだらどうですか?」
「うるせぇ! 次にその言葉を口にしたら、お前もゾンビと一緒に灰にしてやる!」
魔界にまた一つ、騒がしくも(少しだけ)華やかな伝説が刻まれた。
呪文
入力なし